看護師として働いていると、仕事内容だけではなく、人間関係に疲れてしまうことがあります。
職場のギスギスした雰囲気を感じたり、陰口を聞いたりすると、私は今でも気になることがあります。
以前は、相手のちょっとした反応まで気にして、「自分が何かしたのかな」と考えてしまうこともありました。
そのことが頭から離れず、次の出勤を考えると憂鬱になる。家に帰っても仕事のことを考えてしまう。眠れなかったり、休日になっても心から休めなかったりした時期もありました。
いろいろな人と関わってきた今、私は職場の人間関係について、少しずつ考え方が変わってきました。
すべての人と深く関わらなくてもいい。
そして、仕事から離れたら、自分を優先して大事にする時間を持つ。
この記事では、私自身が看護師として働く中で大切にするようになった、人との距離感や仕事から気持ちを切り替えるためにしていることを書きます。
看護師の職場の人間関係に疲れていた頃
私が職場の人間関係で疲れるのは、職場全体がギスギスしているような雰囲気を感じたときです。
特に苦手なのが、誰かの陰口を聞いてしまったとき。
陰口を聞くと、「もしかしたら自分もどこかで言われているのかな」と気になってしまうことがあります。
以前の私は、人の反応にもかなり敏感でした。
言い方にトゲがあったり、相手が機嫌悪そうに見えたりすると、「私が何かしたのかな」と自分のせいにしてしまう。
そして、一度気になってしまうと、そのことが頭から離れません。
次の出勤のことを考えて憂鬱になり、仕事から帰っても仕事のことを考えてしまう。
眠れなかったり、休日になっても気持ちが休まらなかったりすることもありました。
仕事が休みなのに、頭の中ではずっと職場にいるような感覚です。
私が職場の人間関係で大切にしていること
いろいろな人と関わってきた経験から、私は少しずつ「すべての人と同じように付き合わなくてもいい」と考えるようになりました。
今、私が意識しているのは主に次のことです。
- 必要以上に深入りしない
- 相手の反応をすべて自分のせいにしない
- 人によって距離感を変える
必要以上に深入りしない
職場で陰口や悪口を聞くことがあります。
そういうとき、私はできるだけ同調したり、話を広げたりしないようにしています。
波風を立てたくないという気持ちもあります。
だからといって、無理に話を合わせるわけでもなく、相槌を打つ程度で流すことが多いです。
私は、誰かのことを悪く言う話で盛り上がることに、あまり深入りしたくありません。
特に、誰にでも話してしまう人を見ると、「もし自分がその立場だったら」と考えることがあります。
だからこそ、自分自身も必要以上に人の話に入り込まないようにしています。
相手の反応をすべて自分のせいにしない
以前の私は、相手のネガティブな反応を自分のせいだと受け取りすぎていました。
例えば、いつもより言い方にトゲがある。
なんとなく機嫌が悪そうに見える。
そんな様子を見ると、「私が何かしたのかな」と考えてしまう。
でも、いろいろな人と関わってきて、少しずつ考え方が変わりました。
相手の機嫌や反応のすべてが、自分に原因があるわけではない。
もちろん、本当に自分の言動が原因の場合もあると思います。
だから何でも「自分は悪くない」と片付けるという意味ではありません。
ただ、相手の反応を見ただけで、自分のせいだと決めつけない。
今は、「この人はこういう人なんだ」と自分に言い聞かせることがあります。
相手の反応をすべて真に受けないようにすることで、以前より少しだけ気持ちを切り離せるようになりました。
人によって距離感を変える
私は、職場の人全員と同じ距離感で付き合う必要はないと思っています。
プライベートのことを話せる人もいます。
ちょっとした愚痴や弱音を話せる人もいます。
親切にしてくれたり、親身になって考えてくれたりする人には、自然と「この人とは信頼関係を築きたい」と思います。
一方で、仕事上の付き合いに留めておく人もいます。
私は、その線引きをある程度するようになりました。
誰とでも仲良くしようとすると、それだけ相手の反応が気になってしまうことがあります。
だから、「この人とはここまで」という距離感を自分の中で持っておく。
それだけでも、人間関係に振り回されにくくなると感じています。
仕事上の協力と、人間関係は別に考える
とはいえ、苦手な人とは一切関わらない、というわけにはいきません。
看護師の仕事では、患者さんのために必要な情報共有や協力があります。
自分が相手を苦手だと思っていても、仕事上必要なことまで避けてしまえば、患者さんに迷惑や不利益が生じてしまう可能性があります。
だから、そこは割り切っています。
「この人とは親しく付き合いたい」と思うことと、「仕事として協力する」ことは別です。
人間関係として距離を置いていても、仕事では必要な協力をする。
私の場合は、患者さんのためと思うことで、そこを切り分けやすくしています。
仕事から離れたら、自分を大切にする時間を持つ
私が以前つらかったのは、仕事が終わっても仕事から離れられなかったことです。
帰宅してからも職場のことを考える。
寝る前にも考える。
休日になっても、次の出勤のことを考えてしまう。
これでは、体は職場から離れていても、気持ちは職場に置いてきたままです。
だから今は、仕事から離れたら、できるだけ自分を優先して大事にする時間を持つようにしています。
すぐに頭から離れるわけではありません。
それでも、別のことに集中すると少し楽になることがあります。
私の場合は、例えばこんなことをしています。
- 寝る
- カラオケに行く
- 文章を書く
- ドライブする
- 料理をする
- 人に会う
- ほかのことに集中する
特別なことではありません。
でも、仕事とは関係のない、自分が好きなことに意識を向ける時間を作ることは、私にとって大切です。
人間関係に疲れたとき、すぐに切り替えられなくてもいい
「仕事が終わったら仕事のことを考えない」と決めても、実際にはそんなに簡単ではありません。
嫌なことがあれば、帰宅してからも考えてしまいます。
私自身、今でも相手の反応を気にすることがあります。
だから、「気にしないようにすればいい」と言われても、そんな簡単な話ではないと思っています。
私の場合は、離れるまでに時間がかかっても、別のことをしているうちに少しずつ気持ちが離れていきます。
大事なのは、頭の中でずっと職場の人間関係について考え続けることだけに時間を使わないこと。
「今は仕事が終わった。自分の時間にしよう」と、少しずつ意識を切り替えるようにしています。
すべての人と分かり合わなくてもいい
看護師の職場には、いろいろな考え方や性格の人がいます。
自分とは合わない人がいることもあります。
だからといって、すべての人と分かり合おうとしなくてもいいのではないかと、今は思っています。
もちろん、仕事上必要なコミュニケーションは取ります。
患者さんのために必要な協力もします。
でも、仕事以外まで相手のことを考え続ける必要はありません。
職場では仕事をする。
仕事が終わったら、自分の時間を大切にする。
私は、この線引きを意識するようになりました。
まとめ|仕事から離れたら、自分を優先して大切にする
看護師として働いてきた中で、人間関係に疲れてしまったことは何度もあります。
以前は、相手の反応を気にして、自分のせいではないかと考え続けていました。
その結果、次の出勤が憂鬱になり、仕事から離れても気持ちが休まらないこともありました。
今でも、人の反応を気にしてしまうことはあります。
それでも、いろいろな人と関わってきた経験から、少しずつ自分なりの距離感を持てるようになりました。
- 必要以上に人間関係に深入りしない
- 相手の反応をすべて自分のせいにしない
- 信頼できる人と、仕事上の付き合いの人をある程度分ける
- 仕事上必要な協力は、患者さんのために割り切って行う
- 仕事から離れたら、自分を優先して大切にする時間を持つ
職場の人間関係をすぐに変えることはできません。
でも、仕事が終わったあとまで、その人間関係に自分の時間を使い続けなくてもいい。
嫌なことがあった日は、好きなことをしたり、誰かと話したり、何もせず休んだり。
仕事から離れた時間くらい、自分のために使っていい。
私はそう考えるようになりました。
人間関係に疲れているときほど、相手のことではなく、自分の気持ちや自分を休ませる時間にも目を向けていたいと思っています。