子どもの体調不良…病院に行くべき?家庭で見極めるポイント
こんにちは、「なすこのkurashi」です🌿
子育て中、子どもの急な発熱や咳、嘔吐などの体調不良に不安を感じる場面は多いですよね。
「これって様子見で大丈夫?それとも受診すべき?」と迷った経験、ありませんか?
今回は、現役ナースとしての視点から、症状別の受診の目安をわかりやすくまとめました。
ご家庭での様子見のポイントや、子どものSOSサインの見極め方も解説します。
こんなとき、どうする?子どもの症状別「受診の目安」
① 発熱
- 38.5℃以上で元気がない・水分も取れない:早めに受診を。
- ぐったりしていて呼びかけに反応しない:すぐ受診。必要であれば救急へ。
- 微熱でも3日以上続く:一度病院で診てもらいましょう。
② 咳・鼻水
- 軽い咳や鼻水:元気・食欲があれば家庭で様子見もOK。
- ゼーゼーとした呼吸音、息苦しそう:早めに受診を。
- 夜間の激しい咳で眠れない:日中に受診を検討しましょう。
③ 下痢・嘔吐
- 水分が取れていて機嫌が良ければ:様子見可能。
- 嘔吐が続く/下痢が止まらない:脱水の恐れがあるため受診を。
- ぐったりしている/血便が出た:早急に受診を。
④ その他の気になる症状
- けいれん・意識もうろう:すぐに救急受診を。
- おしっこが半日以上出ていない:脱水のサイン。受診しましょう。
- 「なんかいつもと違う…」:その違和感、大切です。受診を検討して。
💡 看護師ママのひとこと
「何度目の育児でも、迷うことってあります。大切なのは“いつもの様子と違うか”を感じる力。迷ったら、#8000や小児科に電話相談を活用してみてくださいね」
家庭でできる体調チェックのポイント
- ✔ 顔色や皮膚の色(青白い・赤すぎる)
- ✔ 呼吸の速さ・ゼーゼー音
- ✔ 水分や食事の摂取量
- ✔ おしっこの回数
- ✔ 機嫌や声かけへの反応
これらをチェックしておくと、受診時に医師へスムーズに伝えられます。
迷ったときは「#8000」や相談窓口を活用しよう
「受診するべきか迷う…」というときは、小児救急電話相談『#8000』(全国共通・夜間)を活用できます。
看護師や医師が対応し、症状から受診の必要性を判断してアドバイスしてくれます。
- 電話:#8000(固定・携帯どちらも可)
- 受付時間:都道府県により異なる(主に夜間~深夜)
よくある質問(FAQ)
- Q. 微熱だけど受診すべき?
- A. 元気・食欲・水分があれば様子見OKですが、3日以上続く場合や、ぐったりしている場合は受診を。
- Q. 下痢が続いているけど、元気です。
- A. 水分補給ができているなら様子見でOK。ただし、脱水や血便、嘔吐がある場合は受診を。
- Q. 休日・夜間に高熱が出たら?
- A. まずは#8000に電話し、必要に応じて救急外来を受診してください。
まとめ|“いつもと違う”はママ・パパの大切な感覚
子どもの体調不良は、突然やってきます。判断が難しい時もありますが、「いつもと違う」という感覚はとても大切です。
この記事で紹介した症状別のチェックポイントや、受診の目安を覚えておくと、落ち着いて対応する力がついてきます。
迷ったときは一人で抱え込まず、相談窓口や医療機関に頼りましょう。
「子どもと家族の健康を守るのは、完璧な判断ではなく“迷いながらでも動くこと”」です。