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看護記録が苦手なあなたへ|SOAPの書き方がスッとわかる例文&テンプレつき解説

看護記録、苦手ですか?
特にSOAP形式って、なんとなくわかるけど…実際書こうとすると手が止まりがち。

✔ SとOの違いが曖昧
✔ Aって“考察”で合ってる?
✔ Pは何書けばいい?

こんなふうに感じてる方のために、SOAPを誰でもすぐ書けるようになるテンプレートと実例をまとめました。

まずは基本!SOAPとは?

SOAPは、看護記録の基本となる構成です。

S(Subjective data/主観的情報)
患者さんの訴え、発言、気持ち
O(Objective data/客観的情報)
バイタル・所見・看護師が観察した事実
A(Assessment/看護師の判断・考察)
SとOをもとにしたアセスメント
P(Plan/看護計画)
今後のケア・観察・指導・支援内容

この4つを押さえれば、記録の質も一気に上がります!

「どこまで書く?」「書き方わからない…」に効く具体例

では、実際によくある場面を想定してSOAPを書いてみましょう。

【ケース①】「最近、ごはん食べられなくて…」

  • S:「最近、ごはん食べられないんです…」と話される
  • O:昼食摂取量2割、体重48.5kg→47.2kgへ減少、やや元気低下あり
  • A:食欲低下が継続しており、低栄養リスクが高い。精神的影響も含めて注意が必要。
  • P:摂取量・体重を継続的に観察し、栄養士・医師へ情報共有予定。栄養補助食品の導入検討。

【ケース②】「動くと息切れするんです」

  • S:「少し歩くだけで息切れしてつらい」と訴える
  • O:SpO₂:安静時96%、歩行後92%、呼吸数22回/分
  • A:労作時呼吸困難があり、心肺機能低下・体力低下が影響。無理のないリハビリが必要。
  • P:リハビリ内容を調整し、呼吸状態の変化を観察。症状悪化時は主治医へ報告。

すぐ使える!SOAP記録テンプレート

以下のテンプレを参考にすれば、初めてでも記録がスムーズになります。

  • S:「〇〇」と訴える/〇〇について語る/不安を表出
  • O:バイタル、表情、行動、検査値などの観察内容
  • A:状況をどう捉えるか、何が原因か、どんなリスクがあるか
  • P:観察・声かけ・ケア・情報共有・指導などの具体的対応

このテンプレは、メモ帳やスマホに保存しておくと◎
現場で迷った時に、すぐ引き出せます。

まとめ|SOAPは“型”さえ覚えれば怖くない

SOAP記録は、慣れれば必ず武器になります。
迷ったらテンプレに立ち返り、「伝えるための記録」を意識して書いてみてください。

あなたの記録が、誰かの看護を支える力になります。

保存・ブックマークして、明日からの記録に役立ててください!

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